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2005/07/11

ドラマ『いま、会いにゆきます』@第2話

前回、脚本さえこけなければ何とかなりそうと思ってたんですが、今回はそれをより強く感じてしまいました。
 正直、演出面では前回と同じ演出家さんという事で、安心して見れましたが、話の流れとしては、いくつか不整合な部分が早速出てきてしまって、ちょっと心配になってきました。
 
 

死人が戻ってきたというのを自覚している巧と佑司。

 巧はともかく、佑司までそう思っていたいうのは、佑司のキャラが原作や映画と違い、初回での反抗的な態度に続き、今回もしっかりとした子供として描かれている。
 そして、巧は澪が帰ってきた事を、あるがままを受け入れられずに、澪がいなくなってくれた方が“佑司の為”だと言ってしまう。
 極めて現実的な感覚を持っている。

 この2点は、映画に傾倒する人であれば、やっぱりちょっと受け入れにくい要素なんだと思う。

 ただ、これもドラマ版の生活環境ゆえの変化というのは、自分は前回から変わらず。

 “いなくなれば”というのは、やっぱり見た目だけで愛情の通じ合わない、しかも6週間後には消えてしまう澪よりは、この先も一緒にいる自分の子供の事を考えてしまうのは、『選択肢の一つ』としてはありでしょう。
 それを医者の先生は、佑司の問題ではなく自分の問題として、迷っている別の選択肢を選ばせる動機付けを与えるというのは、流れとしてはうまいなと思いました。

 佑司の性格も、前回もそうでしたが、嫌な事には簡単な事は素直に反応をして、そうでないものは佑司なりに悩んで、気を遣って“我慢”をしています。
 前回の”苺“のエピソードは我慢が出来ずに爆発、今回は爆発はせずに(それは前回と違いママにいなくなって欲しくないから)、それを抑える為に遊びに出て行ってしまう。
 その前におばあちゃんが、口元の食べ残しを食べてしまう描写からも同じ失敗を繰り返さないようにというのがあったのでしょう。
 新しいカバンもすぐに拒否をするのではなく、古い物と比べて迷っているシーンもあります。
 この性格付けは、変化を付けなければ中だるみしてしまう長丁場の“ドラマ”では間違ってないと思います。
 

 で、ここからが不整合と感じた部分になりますが、
 そういう部分よりは、映画の澪は記憶の無いなりに努めて家族であろうとしているのに、ぎこちないながらも普通に会話をしようとしているのに、ドラマの澪は、そこにいる事を決めたにもかかわらず、自分の居心地の悪さが言葉に出ている・・・。敬語が抜けてないんです。

 彼女の態度は一生懸命なだけに、話し方のよそよそしさ、そこに違和感を感じてしまいました。

 それと、巧の告白を、配慮なのか素なのか、素直すぎるぐらいに受け入れてしまった医者の先生、
 いない筈のママの事が書かれた作文に、これも配慮しているのか(パパと勘違いして書いたと思った)どうなのか、ツッコミを入れずに評価をしている学校の先生、
 配慮でなければ、物語の整合性がなくなるけど、巧と佑司に現実性を感じる分、支える人が出来過ぎというのは、ちょっと嘘くささが気になります。

 それと。
 6週間で澪が消えてしまうというのを、巧だけが知っているという事になっているみたいなのですが。
 あれだけしっかりとした佑司であれば、佑司もそれは口にしないだけで分かっている筈。
 何度も読んでいる絵本の通りに戻ってきた事が分かっていれば、その絵本通りに、ママがいなくなる事も分かっている筈。
 そう考えるのが自然。
 なので、最後の澪のモノローグにはちょっと違和感。

 巧も、ぐずってしまうところはあるものの、1話に続き健常者っぷりは変わりません。
 病気の話の絡め方が心配です。
 
 
 

 映画や原作と比較した場合、オリジナルなエピソードでストーリーの進展があまり無かった今回ですが、
 回想シーン!
 黒川智花。こないだまで夜中にやってた『雨と夢のあとに』の時は、さえない感じだなぁと思ってましたが、今回の澪役はいいかも!
 ミムラの若い頃って感じがします。(映画版の大塚ちひろの野暮ったい感じも凄く魅力ではあるんですが)
 

・・・その他、
 
・犬の名前に『秋穂“おしっこ”』は、あんまりだと思う、、、。原作に出てきた犬の『プー』をなんとか使って欲しかった。

・今回は前回以上に、天気雨のシーンが多くて・・・。どうしようもないんですが、撮影大変なんでしょうねぇ。

・あのケーキ屋は、秋穂家以外にお客さんいるのかってぐらい、立地に問題がある様な気が・・・。生瀬さんは相変わらずいい感じ。

・でんでんの移動販売に、JASRACから料金の徴収は来ないのか?律儀に支払ってたりしたら、それはそれで面白い。

・中学校の机の間隔が、身動き出来ないぐらい狭すぎてる気が。

・前回程、音楽に暗さを感じなかった。いい感じだった。多分選曲の問題とも思うけど、2話目にして既に慣れたかも。

・公式BBSに『カエルは苦手なのでカエルはあまり画面に出さないでください』の書き込み。ちょっと笑ってしまった。
 自然の映像や動物の映像はキレイだけど、別録りで人物のシーンの間に取って付けた様な映像になりがちなのを、今回は何カットか、カエルの後ろで人を被せていて、その辺を普通のシーンとうまく融合させようとしていた感じがしました。

・成宮のピアスの穴跡、消えないんならいっそホクロにしてしまえばいいかなとも思ったんですが、回想シーンでは、ある訳もなく、、、。やっぱりCGで消すか?

・武井証は泣きの演技が上手すぎる。

・巧の閉所恐怖症。車はダメと1話では言ってましたが、トイレの中では大丈夫なのか(ユニットバス見たく広くなってるから?)?森の中の長いトンネルは、なぜ大丈夫なのか(一人じゃないから?)?細かいトコロではあるんですが、気になったので一応書いておく。

・仕事の代理を頼む永瀬さん。巧の参観日の事は分かっていた筈。ほんとにわずかなシーンだったんですが、谷啓さんの声、語り口、よかったです。と、いうわけで、谷啓さんに朗読させるのはダメだったのかなとちょっと思ったり。
 
 

今回はそんなところ。

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こういうの、日曜に見るとほっとしちゃうんだよね。まだ、親子愛がどーのとかそこまで [続きを読む]

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